ABOUT|山口和也について

山口和也(画家/写真家)

様々な人と1対1で画用紙にお互いを描き合い、出来上がった絵を交換する「描き合いっこ」(1996年〜)や一人の音楽家を迎え、ステージに立って音や線を交わしながら即興で描いていく"KAKIAIKKO"(1999年〜)また、シリーズ「肖像」の撮影や、特定の人物を数年間に渡って記録するなど、近年は主に「人と人との間」を焦点とし、その間合いで交わされる瞬間の集積、または痕跡としての絵画、写真制作をおこなう。

2000年 "KAKIAIKKO"で描いた作品で、絵画の全国公募展 関口芸術基金賞 グランプリを受賞、副賞としてニューヨークに滞在。その際に日本画家千住博の依頼を受け、アトリエでの制作風景を三年間撮影、その写真集刊行を機に写真家としても始動する。

2003年から撮影をはじめたプロボクサー小松則幸が、2009年に逝去。東京、大阪での写真展を経て、2011年に写真集"KOMATU NORIYUKI YAMAGUCHI KAZUYA"(yncci)を刊行する。

2008年からは、ボクサー辰吉丈一郎の撮影を継続中。

2012−2013年の二年間、毎月一人の音楽家を迎えて神戸のBig Appleを舞台に"KAKIAIKKO@Big Apple"をおこない、それら24作品をまとめた画集"KAKIAIKKO"を2014年に刊行する。

2013年 オルタナティブ•スペース"trace"をオープン。

2016年 観音寺(兵庫県)本堂の天井画「鳳凰図」が完成。

「絵でも写真でも同様に、その間合いで常に変化しながら明滅する光を捕まえようとしている。そしてその光が照らす彼方を意識しながら、その道程を画面に刻み込んでいく。瞬間の彼方には永遠があって、僕はその永遠を描写しようとしている。」